仕事に活かす

最初は何だって仮説だろ。それはチームも同じ。

前回に引き続き、宇宙兄弟関連の本を紹介したい。

とはいえ今回は漫画ではなく、チームビルディングに関する本。

"「完璧なリーダー」はもういらない"という本を紹介する予定だったんだけど、同著者が書いたこの本が今の興味に当てはまったので、先に紹介しようと考えた。

紹介した本宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいくチームの話
読んだ時期2021年8月
読んだきっかけ読書会での紹介
こんな人に読んでほしい宇宙兄弟を読んだことがあって、チームビルディングを体系的に学んでみようかなと思っている方

チームビルディングとかリーダーシップとか、ビジネススキルに関する本を読むと超有益なことを書いてあって勉強になるんだけど、いざ仕事になると「あれ?どんなこと書いてあったんだっけ?」となることがしばしば。

僕だけなのかもですが、人間の記憶力ってそんなものなのかもしれません。

なるほど!と思ったところで何かが好転するわけではないし、結局は自分の行動に結びつかなければチームビルディングなんてできない...。

その点本書は、僕の好きな宇宙兄弟で登場するキャラクターを元に、

・この人ってこんな発言をしててこんな考えを持っているよね

・この人が作るチームってこんなチームになると思うんだ!

・でもこういうことには注意が必要だよ!

・あなたはどのキャラクターに近いかな?

とチームビルディングの基本的な教えを身近な例を使って示されているのだ。

なんともわかりやすく、きっと記憶に定着しやすい。

(しやすいかどうかはこれから評価するんだけど)

具体的には4つのリーダーのスタイルと4つのチームの発達段階の組み合わせで解説が進んでいく。

名称は異なれどよくみるリーダーのスタイル別の表記。

これに加えてチームの発達段階を4つのステージで示している。

これまたチームビルディングで有名なタックマンモデル。

例えば、フォーミング期においてファシリテーター型のリーダーはどのようにメンバーをフォローしていくのか、どのようなことに気をつけると良いかついて、マンガ宇宙兄弟の場面とも絡ませながら解説が入る。

宇宙兄弟は主人公ムッタが宇宙飛行士になるまでやその後月面に向かうまでに、個性的なキャラクターとともに様々なチームに所属している。

中には人間関係がギスギスしたところからスタートするチームもあるが、それでもムッタはチームに不満を抱くことなく、自分なりに関係性を構築しやがてはチームメンバーからも頼られる存在になっていく。

こんな宇宙兄弟ならではのチームビルディング手法をわかりやすく解説したのが本書。

ぜひ読んでみてほしい。 

編集後記

研究者たちの書評ブログを立ち上げて1ヶ月とちょっと。

読んでくださる方も着実に増えてきており、嬉しい限り。

書評は毎週月曜日の朝7:00に投稿していますので、通勤時間にチラッと読んでいただければ。

面白そうな本だなと思ったら、その週の読書計画にぜひ組み込んでください。

今後もよろしくお願いします!!

Maru

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