普段は自由に読んだ本を紹介している読書会ですが、今回はテーマを設定してそれに関連する本を紹介する形式で行われました。ただ、テーマに興味があれば、関連した本を読まなくても参加できるような運用にしました。いろんな本を読んだ人たちが集まるので、読んでない人にとっても多くの情報を聞けて楽しめるかなと思っています。
テーマ設定型読書会の記念すべき第1回目のテーマはSDGsでした。最近よく聞く言葉ですが、いまいちよくわからないところもあり、私自身これに関連する本を読んで、他の方の意見も聞いてみたいなと思うようになり、今回のテーマに提案させていただきました。
参加された方々が読んできた(あるいは読んでいる、読んでみたい)SDGs関連の本はこちらです。
タイトル | 著者 |
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 | 落合 陽一 |
SXの時代~究極の生き残り戦略としてのサステナビリティ経営 | 坂野 俊哉、磯貝 友紀 |
WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs | WORLD DREAM PROJECT |
ゆたかな社会: 決定版 (岩波現代文庫) | J.K. ガルブレイス (著)、John Kenneth Galbraith (原著)、鈴木 哲太郎 (翻訳) |
SDGs――危機の時代の羅針盤 (岩波新書) | 南 博、稲場 雅紀 |
Woke, Inc.: Inside Corporate America's Social Justice Scam | Vivek Ramaswamy |
世界を変える5つのテクノロジー ――SDGs、ESGの最前線 (祥伝社新書) | 山本 康正 |
SDGsはSustainable Development Goalsの略で、国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき目標です。
貧困やジェンダー平等、気候変動など様々な分野にわたり17の目標が設定されています。
今回の読書会を終えての感想
こうした長期的な問題に対し、世界で同じ目標に向かって努力することは非常にいいことだと思いますし、最近は政府だけでなく、多くの企業を巻き込んだものとなっていることも素晴らしいことだと思います。
そして、特に再生可能エネルギーや環境の分野で新たなビジネスが生まれていることも注目すべきことだと思います。
ただ一方で、業界によっては生産性と環境問題との両立が難しかったり、SDGsへの取り組み自体がある種のパフォーマンスに見えるようなケースもあるように感じます。こうした各企業や政府の取り組みが、本当の意味で目標の達成に寄与しているかどうかは、我々一人一人が考えるべき問題なのかなというのが個人的な感想です。
今回SDGsという一つのテーマに対して、それぞれ異なる本を読んだメンバーが集まり、これまで自分だけではそれほど意識していなかった点にも注目できるようになり、また知らなかった本も知ることができ、非常に楽しめました。また次回のテーマも楽しみです。
それではまた。
たけ