私たちの務める研究所では、5月に文化祭が開催されました。そこでは、私たち読書会も出展しました(iPark Book Louneg)。
当日は5名のメンバーが、本を紹介しました。
その中でも、しょうたさんが紹介された本と、その選定理由はこちら。
•クラスナホルカイ ラースロー 著「北は山、南は湖、西は道、東は川」松籟社
ノーベル文学賞受賞者でハンガリーの作家、クラスナホルカイ ラースローさんが、京都に滞在されていた時に書かれた短編小説です。「源氏の孫君」が京阪電車に乗って、京都のどこかにある「完璧な美を体現した庭園」を探しに行く中で、日本人の文化に関する考察や知識がこれでもかと描写されます。美しく儚く、そして楽しい物語です。
•ベン・ホロウィッツ 著「HARD THINGS」日経BP
ベン・ホロウィッツはネットスケープなどを経て、クラウド企業のラウドクラウド社やオプスウェアのCEOを務めました。その方が会社を経営する中で悟ったことを平易に教えてくれます。長年勤めていた会社を辞めて、新しい仕事を始めた時に読みました。ビジネス書ですが、ホロウィッツさんが会社の危機に対してどのように立ち向かったかを知るノンフィクションとしても面白いです。仕事の厳しい局面での具体的なアドバイスと覚悟が得られました。
•エド・キャットムル 著「ピクサー流 創造するちから 小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法」ダイヤモンド社
著者のエド・キャットムルさんは、ピクサーの創業者でディズニーアニメーションのトップを務めた方です。コンピューターグラフィックスの学者であったエドさんが、素晴らしいビジネスパートナーと一緒に、不可能を可能にした過程が描かれます。ピクサーの映画のファンなら楽しく読めると思います。ゼロからイチを生み出すために必要な、多くのことを学べます。
•いとう せいこう 著「『国境なき医師団』を見に行く」講談社
作家いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、大地震の傷跡が残るハイチや、難民が集まるギリシャの島での「国境なき医師団」の活動を伝えるルポルタージュ。国境なき医師団には医師を派遣するだけではなく、現地で井戸を掘って水を確保し、電気を確保し、病院を建設し、物品を調達するなど、多種多様な仕事があることを知りました。医師だけでなく、いろいろな技術や経験を持った方々が参加されています。各国の利害が衝突する紛争地へ入るために、すべての活動が民間からの寄付金で賄われていることも知りました。この本の中に出てくる、一人ひとりがカッコいいです。
最近読んでよかった本から、自分のキャリアや仕事に影響を与えた本、若い頃に読んでおきたかったものなど、様々な本をご紹介いただきました。
HARU